一社の家は現在内装の仕上げ工事が佳境に入っております。キッチンや家具の据付が完了し、細かな機器の取付を行っている最中です。
上の写真はリビングから見たダイニングとキッチン。キッチンの左手に見えるタイル張りの箱の中身は、パントリーと地下倉庫への階段室。地上3階建てですがスキップフロアで各層を繋ぐ事で、家全体の空間の連続性が失われないようにデザインしてあります。
ちらっと見えている階段を上がってこの箱の上に登った所はライブラリーになっています。ここで本を読んでいたり、勉強をしていても家族の様子が伝わる仕掛けです。
リビングとダイニングキッチンとの間には40センチの段差を設けてあるので、キッチンから中庭へと視線が通りやすくLDKと外部空間の連続性、一体感が高まっています。そのアングルが下の写真。
リビングと中庭、ガレージは同じ黒いタイルで仕上げた一繋がりの土間になっています。右寄りに見える黒い家具は玄関のシューズボックス。
空間を巡る順番が逆になってしまいましたが、下が玄関に入って正面を眺めたアングルです。
白く塗潰したタイルの箱の上がリビングからも見えたライブラリー(中二階)です。手前の方が明るいのでライブラリーが何となく薄暗く感じられますが、そこにはトップライトを仕込んであるので本を読むには充分な自然光が降り注いでいます。
ライブラリーから半層登った先が各個室(2階)、そしてそこから半層登るとサニタリースペース(3階)となっています。縦方向、横方向へとリズミカルに空間が展開していくこの家のダイナミックさを一番強く感じる事ができるのが、この玄関かもしれません。