先週末は新規のお客様とお打ち合わせの為に、約15年ぶりに長野市へ行ってきました。
打合せ終了後、多少時間が残っていたので急ぎ足で「東山魁夷美術館」へ。閉館30分前に到着、足早に館内を見て廻りました。
豊田市美術館やニューヨーク現代美術館など、世界中でミュージアムを手掛ける谷口吉生氏の比較的初期の作品です。信濃美術館の別館であるこの美術館は比較的コンパクトな敷地に建っているのですが、谷口氏らしい立体的な動線計画によりとても豊かな空間がそこに展開しています。
受付からまずは二階の展示室に上がり、東山魁夷の作品を観賞します。今回は閉館時間迫っていたのでかなり足早に見てまわりましたが・・・数々のすばらしい作品を堪能し終わった後には、作家のデザインによる大きなタペストリーが掲げられた吹抜けをぐるりと廻りながら1階へと戻ります(写真の正面辺りに出て来ますが、残念ながら館内の撮影は禁止なので写真はありません)。善光寺と信濃の山並みを借景とした庭園を望みながら、東山魁夷氏が描いた風景に想いを廻らせます。
外壁のアルミスパンドレルは汚れが目立つようになりましたが、それも風合いとして感じられ建物の趣が以前より深くなっています。15年前に一緒にこの美術館を訪ねた友人は現在海外でバリバリ頑張ってます。振り返るとあっというまだなーと感慨に浸りながら、薄暮の美術館をあとにしました。