今年の3月に着工した五軒家町の家がまもなく竣工を迎えます。
各種検査や植栽工事、手直し工事が急ピッチで進められいます。宙に張り出した杉板型枠打放しのコンクリートの箱、スリガラスのスクリーン、そして白い壁。それらが見事に調和し、リズミカルかつ重厚感ある外観を創りだしています。
ダイニングから二階に上がる階段から上を見上げると、全面ガラス張りの天井越しにさまざまな表情に移ろう天空を臨むことができます。
抜けるような冬の青空も素敵ですが、夜空に輝く月が見えた時は感動しました。夜にはガラスに室内が移り込む為、空を眺めることをまったく想定していませんでしたので、余計に心に響きました。
お施主様のご要望を叶えつつ、初めてのデザイン、ディティールに挑戦した五軒家町の家。また一つ会心の作品が生まれました。