気づけば今年もサクラの季節がやって参りました。名古屋市内でも各所で満開のサクラが咲き誇っていますね。
そんな中、先日お引渡をさせていただいた城西の家にお邪魔して参りました。
3階のリビングの木製サッシをフルオープンにすると、ご覧の通り!名古屋有数のサクラの名所を特等席から一望することができます。ソファにゆったりと腰掛けて、日本酒をちびりちびりと・・・。妄想が掻き立てられます。
和室からの眺めもこの通り!
こんなロケーションで設計をさせていただく機会なんて滅多にあるもんではありません。ありがたや、ありがたや。
中央部の大きなハメ殺し(Fix)窓はペアガラスとしては最大級のサイズです。重量は400kg近く現場への搬入の際には大変な苦労を伴いました。
クレーン車でつり上げられたガラスを電線と建物の間の僅かなスキマからそっと下ろします。屋上、3階、2階にはそれぞれ腕っ節の良い漢達が待ち構えています。
無事に2階のベランダへ到着。作業を見守る現場監督と7人の侍たち・・・。
取付けるサッシの枠は納まり上、必要最小限のスリムな木製サッシですので、重量400kgものガラスをしっかりと支えながら、繊細なタッチでコントロールしなくてはいけません。
この敷地でしか得られない眺望を最大限に活かすためにとても大きなFix窓を設計しましたが、こうした職人さん達の苦労のお陰で実際にカタチになります。
どこの現場でも監督さんと職人さん達には敬意を持って監理に望んでおりますが、この様なシーンを見るとその思いをより強くします。