横浜市は都筑区内で建設中だった「池辺町の家」が先日、無事に竣工、お引渡となりました。
遠方の物件は初めての経験で、土地探しのお手伝いに始まり、工務店探しや現場監理の手法等、初期の頃は色々と苦労もありました。しかし現場が進むにつれ工務店および現場監督とのコミュニケーションの勘所を掴み、上手くまとめあげる事が出来たと思います。
やはり基本は図面ですね。まだ社会人一年生の時、とある有名建築家に「図面100%、現場100%」と言われましたが、その言葉の重みを改めて感じました。やはり設計士としては図面でいかに現場にこちらの意思を伝えるか?そのためには実施設計図の完成度、そしてそこから繋がる施工図の精度を如何に上げて行くのが重要であると身に染みました。
今回、遠方の見知らぬ設計事務所からの見積り依頼を快く受けて下さり、また丁寧な施工をしていただいた「石原工務店」に心から感謝したいと思います。
さらに鉄骨階段を制作していただいた豊橋市の「栄進工業」を始め、いままで私の物件を支えて下さった方々のご協力によって、無事に竣工を迎える事ができました。
ここまでの「Architect6建築事務所」の行程を振り返る機会になりましたし、これから先どのように設計活動を進めて行くべきか・・・。改めて考える契機を与えてもらった気がします。