本日は現在計画中のプロジェクトをご紹介致します。1階がケーキ屋さんで、その上に住宅が乗っている店舗兼住宅です。
浮遊感のある、シンボリックなイメージをファサードに与える、白いボリュームが住宅部分です。そこに四角く切り取った開口部から顔を覗かせる枝葉は、住まいと街を繋ぐ屋上庭園に植える樹木です。
1階の内部から外部へと伸びる木塀は、両腕を拡げるようにお客様をお迎えするイメージを形にしました。また壁に沿ってレイアウトした植栽は、無機質な街区に対して潤いを与えます。また、この建築がしっかりとこの地に足を着け、共に成長していく事の意思表明でもあります。
地元で長く愛されてきた老舗ケーキ店が、リニューアルするにあたり、これから先もお客様に親しんで頂けるようなデザインを心がけました。