プリウスが凄まじい売れ行きで、時代はまさにエコカーブームと言った感じですね。もちろんハイブリッドばかりがエコな訳ではなく、排気量の小さい車に乗って省燃費を心がけて走行する事も立派なエコです。ハイブリッド車では、バッテリーとか電子部品の中に有害物質が入ってますし・・・。
先日の軽井沢ドライブのお供は、Hondaのコンパクトカー「Fit」でした。排気量が1.3リッターしかありませんが、大人ふたりと荷物だけなら必要十分なパワーで、むしろその丁度良さが気持ちよくもありました。
さて、オンボードコンピューターに示されている、平均燃費の数値にご注目。1リッターあたり20Kmです。この平均燃費の数字を上げるようにエコドライブするのが、ゲーム感覚で結構愉しいんですよ。
最初、加速する時にはゆっくりと速度をあげるようにアクセルを踏んでいたのですが、なかなか数値が伸びませんでした。ポンピングロスの影響でしょうか。やはり、加速時にはそこそこにアクセルを開いて、トルクが厚い回転数をキープした方が良いようです。そして目標のスピードに達したら後は慣性走行。ペースの速い車の進路を塞がないようにしたり、周囲の車の流れにも注意しながら、先の先を読むような運転も重要なテクニックです。
そして今回の軽井沢旅行では、往復の高速道路と一般道走行を含め、最終的に「21.6Km/L」を記録しました!その昔、初代ヴィッツ(排気量1リッター)で名古屋から仙台へドライブした時は24Km/Lでしたので、排気量1.3リッターのフィットでこれだけ走れば、ステージクリアーといったところでしょうか。満足満足。
最近は、色々なメディアでエコドライブを推奨しています。その文句はたいてい「ゆっくり加速しましょう」。でも本当にエコドライブをするのならば、加速時にはそれなりにアクセルを開いて、スッと流れに乗せた方が良いと思うんですね。理由は二つあります。
まず一つ目は前出の「ポンピングロス」。簡単に言ってしまえばエンジンが空気を吸い込む時の抵抗ですが、アクセルの開度が小さい時にはこのロスが大きいので、効率があがりません。
もう一つの理由が、自分の車以外の車の効率を下げない為です。例えば、信号が赤から青に変わった時に、ある車が必要以上にゆっくりと加速したとします。そうすると何台か後ろを走っている車で、本来ならその信号を通過できたはずの車が、もう一度その信号に引っかかる可能性が出てきます。特に信号の多い都市部ですと、その影響は大きくなるのではないでしょうか。本当のエコドライブには、周囲の車の流れにも気を配った大きな視点が必要だと思います。
なんか愚痴みたいになっちゃいましたね。ついでにもう一つ。つながりの悪い信号って、結構ありますよね。あれは本当に環境に悪いと思うのですが。お役所の皆さん!エコの為に、何とかして貰えないでしょうか。