土曜日に、日帰りで神戸ルミナリエへ行ってきました。阪神淡路大震災の鎮魂、そして復興への思いを託して始まったこのイベントも、今年でもう15回目。
あの大地震が神戸の街を襲ったのは、私が建築の道へ進もうと決めた頃の事。神戸の街中を歩いていると、街も明るく新しくなって、震災の傷も癒えて来ているように感じます。
ただ雰囲気が好きだった阪急三宮は震災の被害を受けてその姿を消しましたし、神戸に住われている方にとっては、ぽっかりと穴が空いたように埋められないモノがあるのではないでしょうか。
この街を訪れると、人々の生活の基盤となる都市と、それを構成している個々の建築に課せられた使命を感ぜずにはいられません。そして、それを造っていく我々が何をすべきか・・・。そんな事を考えながら、美しい光に包まれた回廊を歩いていました。