先週末、名古屋市内に建設中の「竜泉寺の家」が、無事上棟致しました。名古屋市内でありながら、周囲に残る豊かな自然。その恵まれた環境を、全身で感じる事が出来るように設計したコートハウスです。
下がこの家の完成予想CG。白い箱と独立した壁、そしてフロストガラスとタイル張りのスリットをアクセントにした外観は、雑木林を背後に残すこの場所で、凛とした存在感を示してくれる事でしょう。
内部空間のハイライトは、コチラのリビング吹抜けの大きな開口部・・・
リビング東面の窓は、吹抜けの上から下まで二層分の高さを確保。雑木林と空を切り取り、家の中に居ながらにして、豊かな自然を身体で感じる事が出来るようになっています。
上がリビングから中庭を見たところの、完成予想CGです。雑木林との間にある駐車場や、そこを通る人達からの目線はカットしつつ、都会に残る貴重な自然だけを室内に取り込んでいます。デザインは基本計画の時からブレていませんが、得られる効果は予想を大きく上回りそうな予感です。
他にも二つの中庭があり、複雑で奥行きのある空間を狙っていますが、それらのご紹介はまた今度・・・。
因み写真の左端に写っている鉄骨階段の製作は、造船業を営まれている「豊橋の家」のお施主様。ご自宅の階段も、ご自身で作られたのですが、相変わらず精度が高くて、素晴らしい出来です。