八事の家では初めて外断熱を採用しています。どれほどの効果を発揮してくれるのかが楽しみですが、目地を入れなくても良いという嬉しい意匠上のメリットもあります。コンクリート打放しのボリュームと、その向こうに見える白い箱や庇のバランス。設計時に微調整を繰り返したので、自分でも満足できる美しいリズミカルなファサードになりました。
また通常ガレージハウスでは道路面に対してシャッターを取付ける事になるため、ファサードの中でシャッターの存在感が大きく、物件毎に似通った表情にならないよう毎回工夫をしています。
今回は間口にゆとりがあったので、ガレージのシャッターを道路面に対して横向きに設置しています。シャッターの存在感が押えられ、建物の各要素が持つリズムやプロポーションが際立ちます。
前面道路の交通量が比較的多くかつ走行速度も高い為、まずは敷地内にクルマを乗入れてから車庫入れを行うようにする安全上の配慮でもあります。