「一社の家」では12月末の竣工へ向けて、さまざまな職人が慌ただしく出入りするようになってきました。
そんな中、この家の要とも言える鉄骨階段がついに搬入されました。
1階のリビングから3階のサニタリーに至るまで、半層づつスキップしている各フロアを繋ぐ動線として、そしてこの住宅の垂直的な繋がりを視覚的に表現する要素として、この鉄骨階段はとても存在感が大きいのです。
上の写真に写っている階段は、職人さんが立っているサニタリー(3階)から半層上がった所にあるルーフテラスへと登る為の物です。ご覧になって分かると思いますが一般的な部屋よりも随分と天井が高く、右上のサッシの下端は床から1.6メートルの高さになります。
周囲にはこの住宅よりも高い建物が無いので、サニタリーの視覚的なプライバシーが完全に守られる一方、頭上に広がる空の表情はしっかりと愉しむ事ができます。
上の写真は少し前に撮影したルーフテラスからの眺望。天気の良い日は猿投山を遠くに望む事ができます。
広々としたテラスは陽当りが良く洗濯物を干すにも、そこで食事をするにも適したとても贅沢な空間になります。